上棟が終わったあと、すぐに断熱工事、防水工事が行われました。
(この辺はあまりにもあっという間に終わってしまったため、現地にはあまり見に行けませんでした)

断熱性については前回のブログでしつこいほどウンチクをたれましたので割愛しますが、実際の工事になると簡単な話ではないようです。

断熱材と枠材の間に隙間が少しでもあれば断熱材の意味がなくなってしまいますので、大工さんは隙間なく断熱材を敷き詰めていきます。

また、断熱材の隙間が構造上出てしまう場合は速乾性の発砲ウレタンを注入し、隙間を埋めていきます。

今回壁面に使用した断熱材は「木質繊維断熱材」です。
名のごとく木材由来の断熱材らしく、断熱性はもとより、防音性、難燃性、調湿性に優れ、木の特性を存分に生かしている断熱材なのです。

断熱材と聞くと発泡スチロールのようなものを素人の私はすぐ考えてしまいますが、まさか断熱材も木材由来とは…流石社長さんです!

しかしここで問題がっ!

狭い敷地、制限がいくつもある条件下の結果、屋根の断熱が通常の工法では施工できないっ!?
社長が悩みに悩んで決めた工法は「セルロースファイバー」を使用した工法です。

「セルロースファイバー」って横文字だと訳が分かりませんが、大体がいわゆる「古紙・新聞紙」なんだそうです。

そのセルロースファイバーを屋根の上部にブロワで圧送し、充てんする方法です。
この「セルロースファイバー」も吸湿効果や断熱性も高いみたいなんです!
これで、壁も屋根も、湿気対策&断熱はバッチリ(よかったー汗)

知らないことがいっぱいありすぎて、何がよくて何が悪いっていうことが分からなくなることが多いのですが、こうやって現場をちょくちょく見ることができるのと、ちゃんとどんな工事がされているのか説明をしてくれる、社長さんや現場監督の方に日々感謝です。