前回最後に「珪藻土」「和紙クロス」について触れましたが、そもそもそれって普通のクロスとどう違うのかを説明します。

通常のクロス(壁紙)は汚れが付きにくい「ビニールクロス」が使用されています。
このビニールクロスは、ある程度経年すると剥がれたり、汚れたり、場合によってはカビが生えたりで張替えをすることが多いようです。

また、もし仮に火事でも発生すると、有害ガスの発生源となるそうです。
もちろんビニールクロスでは呼吸なんかしません。
そんなビニールクロスの弱点を解決するために、私たちが選んだ工務店さんでは、比較的安価な方法として「和紙クロスを」採用しています。

「和紙クロス」は、
“和紙”でできていることから調湿効果があること、
火事になっても有害ガスを発生しにくいこと
があげられます。

ただし「和紙クロス」も弱点はあります。
それは、継ぎ目が分かることと、汚れに弱いことだと思います。

通常のビニールクロスの場合はクロスとクロスの継ぎ目が分からないように加工しますが、和紙クロスの場合は和紙の特性上クロスとクロスの継ぎ目を重ねるため、重ねたところが継ぎ目とはっきりわかるんです。(これも“味”にはなるんですが)

また、和紙クロスは子供たちが落書きしたり傷がついたりした場合、汚れをおとすことはできないので障子ななどと同じく、“上から重ねて隠す”ことしかできません。

この辺のメリット・デメリットをよく理解して適材適所で使用するのがいいのかもしれませんね。

 

そして「珪藻土」です。
巷には「珪藻土」と呼ばれるいわゆる「土壁」のようなものはあふれているのですが、うちの工務店さんで使用しているものは「湯布珪藻土」と呼ばれ、北海道産、大分産の珪藻土をミキシングして作られている珪藻土だそうで、他の珪藻土と大きく違うのが、天然素材しか使われていないので、口に入っても安心なくらい害が無いこと、また、最適な調合をしており、壁が欠けたり、汚れたりしても自分で補修ができることです。

それに調湿効果が絶大で、夏場も湿気を吸湿してくれたり、洗濯物の室内干しの水分も吸湿し、乾燥したときに放出してくれるので、部屋の中が常に快適な状況になるというのです!

ただし、この珪藻土にもデメリットはあり、ひとつは服がこすれると白く汚れるということと、通常の壁材(クロス等)に比べて割高だということです。

今回私の家は懐事情から、壁紙はトイレと洗面所は湿気や汚れが多いところなのでビニールクロスですが、ほかはすべて和紙クロスにすることにしました。
(本当は珪藻土がよかったんだな~苦笑)

 

私たちがお願いした工務店さんの断熱性は、前回の記事や、今回の記事でUPしたように、トコトン素材や断熱性を追求しており、北海道や東北地方で必要な断熱性と同程度の数値だそうなんです!

そのことをこのブログを読んでいる方に伝えたかったんですが…
説明臭くなってしまいました…汗。

でもそれってすごいことだ!と思っています!